もっと知りたい、活動賛助と寄付のこと【第2回】

もっと知りたい、活動賛助と寄付のこと 第2回NPO法人は、株式会社や他の公益法人と違って資本金や基本財産を持たないので、財政的に安定したように見えにくいという特性があります。実績の評価もなかなか難しく、このため事業資金借入などの場面で苦労されている団体も多いことと思います。

基本財産や資本金を持たないNPO法人にとって、賛助会員や寄付会員は寄付収入の源泉です。様々な呼び方がありますが、ここでは「賛助会員」と表記を統一して話を進めます。一般に正会員・準会員・賛助会員等の区別は、定款や会則などで扱いを定めるため、団体によってさまざま。しかしおおまかには「意思決定に参加出来る正会員」と「支援に徹する賛助会員」に大別できると思います。よく見られる例では、賛助会員は活動に直接は関わらず、外側からその団体を (多くの場合は金銭的に)支援する立場をとっています。こうした「名前の分かる(顔の見える)支援者」の獲得は、なにより貴重な活動維持の担保といえるでしょう。

従って団体の外にいる多くの人々に活動の意義を明確に伝え、ミッションへの共感を得ることが、賛助会員の獲得につながり、団体の維持、充実のためにも必須だということになります。しかし活動や理念をきちんと伝え、共感を得るのはそう簡単なことではなく、寄付収入に結びつけるのは更に困難です。

実際に賛助会員や寄付収入を得ている団体の、活動の様子や、他の団体の参考になりそうなノウハウなどをお伝えするのも、私たちプラザのような中間支援施設の役割だと思います。次回はアピールの方法に焦点をあててお伝えしましょう。

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