当協会では、ホリスティックケアを広めるために有志の看護師さんが集まり、立ち上げました。看護師、障害・病気を抱えた方、介護をされるご家族様へのセルフケア、ストレスマネージメントセミナーの開催、また、年に1回、医療従事者、セラピスト、地域住民の方などの地域交流活動として『命輝く医療とは』をテーマとしたシンポジウムを2013年以来毎年開催しており、このシンポジウムを通じて、地域住民の方や医療者等に対し、全人的な医療ケア（ホリスティックケア）に関する情報及び交流の場を提供してきました。

ホリスティックケアの実践舞台として当協会が立ち上げ、運営に関わった訪問看護ステーションは、千葉県千葉市と東京都葛飾区の2カ所の他、千葉市内にはサテライトが2カ所あり、小児、難病、精神疾患、看取り等小児からお年寄り、障害者、精神疾患患者など多岐に携わっています。
私たちが運営支援している訪問看護ステーションの特徴は、病や体の状態だけを看るのではなく、ご利用者様やご家族の生き方そのものに向き合い、ケアを提供していることです。
特にアロマセラピーやタッチケアといった自然治癒力を高めるケアを得意としており、時にその手法をご家族にお伝えすることで、ご利用者様とご家族とが触れ合い、絆を深めるきっかけづくりになっています。

訪問看護ステーションのスタッフの知識や技術力の向上は、ご利用者様やご家族のメリットとなり、延いてはご利用者様を取り巻く地域環境をより良い方向へ変える力となります。一方で、訪問看護の現場では、多忙であることからスタッフの教育体制を整えることが困難です。
そのため当協会は、訪問看護ステーションのスタッフ（看護師やセラピスト）の育成を担い、さまざまな研修を企画し、自己研鑽の場を提供しています。さらに、働き手にとっての魅力的な職場づくり、健康づくりを実現するため、セルフケアの福利厚生に力を入れており、保健師の健康相談、看護師自身がアロマケアが受けられるように配慮しています。

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