SAKURA Tempestaの概要
私たちは国際ロボコン「FRC」に参加するために集まった、千葉県を拠点に活動する男女混合の中高生チームです。今までに日本チーム初を含み3度世界大会出場権を獲得しています。2020シーズンではコロナ禍の影響で大会が中止となってしまったものの、例年は、1月から3月までのわずか10週間の中で重さ50kg以上にもなる大型のロボットを製作し、3月、4月に行われる大会に出場しています。また、同世代の中高生など様々な年齢層に向けた、エンジニアリングに触れる機会の無償提供やSTEAM分野への理解向上を目指し、主にスポンサー様と共同でイベントを企画から運営まで行います。

SAKURA Tempestaの社会貢献活動
ロボット製作以外にも私たちは様々な社会貢献活動を行っています。その一例を紹介します。
内閣府が中心の取り組みである女子中高生を対象とした「理工チャレンジ（通称リコチャレ）」というイベントをスポンサー様と共同で開催しました。内容は、「ビットさん」というロボットキットを製作し、その動きを使ってロボットに絵を描かせる、というものです。目的は女子中高生が理工系分野に興味を持ち、将来の選択肢として考えられるよう、また進路の選択を迷っている人を応援することです。今年のリコチャレはコロナ禍であることを考慮し完全オンラインでの開催となったものの女子中高生(小学生若干名を含む)25人の参加がありました。

また、千葉子ども交流館で行ったイベントでは、小・中学生を中心とした多くの子供たちに理工系分野に興味を持ってもらうことを目標とし、小型の教育向けのマイコンボード「マイクロビット」を使い簡単なプログラミングを行って、車体を動かしてもらいました。

他にも、チームの活動の様子や「FRC」の大会の知名度向上を目的としたオープンミーティングを行いました。主に中学生やその保護者の方を対象としたイベントです。YouTubeで生配信の形式で行い、様々な質問を頂きました。

以上のような運営を行うためには毎年約250万円もの資金が必要となります。これらの資金を集めるため、メンターの方々の助言を受けながら企業様とやり取りをしたり、クラウドファンディング等を行ったりします。スポンサー探しを始めとした資金集めからイベントの運営などの「アウトリーチ活動」など、通常中高生では経験できない事を学べるため、将来社会人として必要となるスキルを身に着けることができます。