加曽利貝塚ともに生きるプロジェクト

加曽利貝塚ともに生きるプロジェクト
保健・医療・福祉
まちづくり
文化・芸術・スポーツ
経済活動活性化

加曽利貝塚は縄文時代に2000年もの間の暮らしが分かる貴重な遺跡です。この地に生きる誇りを持ち、未来へともに歩んでいけるよう、多くの人が関われるしくみをつくり、加曽利貝塚のお土産となるお菓子をつくっています。

担当者名:田嶋夕紀 小島嘉子
メールアドレス:info@kasorikaizuka.com
http://kasorikaizuka.com

■私たちの思い
「加曽利貝塚は縄文時代2000年もの間、ともに支えあって生きていた暮らしぶりがわかる貴重な遺跡。多くの人とその価値を共有し、この地に誇りを持ち、ともに生きる幸せを大切にしたい。」
「障害者福祉施設では、手づくりの美味しいお菓子を作っているので、もっと多くの人に食べて欲しい。同じ地域に生きる者同士、自然な関わりを生んでいきたい。」
この2つの思いが一緒になり、加曽利貝塚のお土産品となる焼き菓子を作ることにしました。

 

■どんぐりを使ってお菓子を作ろう
そこで注目したのが「どんぐり」です。どんぐりは、今も昔も身近な存在です。縄文時代には主食であり、今でもどんぐり拾いは子ども達の楽しみ。どんぐりを使った焼き菓子づくりなら、多くの人が携わることができ、みんなに愛されるお土産品になると考えたのです。
どんぐりは、市内の指定の公園でみんなで集めます。昨年、加曽利貝塚などで行った「どんぐり拾い」のイベントには大人も子どももたくさん参加してくれました。福祉施設のみなさんは日々の活動の中でこつこつと集めてくれました。その量なんと180kg。

■多くの人の関わりの中でつくりあげる
集まったどんぐりは、天日に干し、ひとつひとつ殻を割り、中身を取り出して粉にして、お菓子に焼き上げます。どんぐりを加工するプロセスの中で、比較的重い障害を持つ方も含めた、いろいろな立場の人が参加できるしくみをつくりました。

千葉市内の11の障害者福祉施設と1幼稚園のみなさん、その他にもデザイナー、パティシエ、食品の研究者、カメラマン、アーティストなど、地域のいろんな方たちのご協力やアドバイスをいただき、多くの関わりの中でようやく美味しいクッキーとボーロができあがりました。

■私たちみんなのブランド
ブランド名は「BAKE DONGURI」です。私たちのプロジェクトに賛同してくれたカフェなど7店舗、千葉市美術館、千葉公園売店など市内各地で販売しています。
私たちのプロジェクトは、食べることもひとつの関わりと考えています。さあ、おいしい楽しさをご一緒に!

© 2020 千葉市民活動支援センター