私たち「ＮＰＯ法人ウィメンズ・ウィングちば」は、ＤＶをなくすために県内で活動をしていた女性たちが、ＤＶ被害者の二次被害をなくしたいとの思いから2003年に会を発足しました。
発足当初から続けている電話相談は、毎週金曜日の午後、事務所で当番が担当しています。相談者が二次被害を受けることの無いように、相談員のスキルアップのための講座や内部ミーティングを重ねています。
また電話相談だけではなく、直接女性たちが何でも語れる場、「ウィメンズ・カフェ」を市民活動支援センターで、緑区の事務所で「みどりカフェ」をそれぞれ月に１回実施しています。
ＤＶを無くすためには予防教育が必要であり、年齢が低いほど影響力が大きいと考え、県内の高校でワークショップ「デートＤＶって何？」を2007年に実施しました。その後2010年からは千葉県男女共同参画課より委託され高校でのセミナー「若者のためのＤＶ予防セミナー」を実施しています。生徒によるロールプレー、ＹＥＳ／ＮＯカードを使ってのクイズなど、生徒参加型のセミナーは講座を聞くだけではなく、より身近に感じ考えるきっかけづくりにもなっています。大きなテーマである「加害者にも被害者にもならない」「お互いを尊重したより良い関係をつくろう」と伝えています。
また同じように中学校や大学でも講座を開催しています。今後は小学校、幼稚園とより低年齢を対象にいけたら良いと考えています。
ＤＶをより知ってもらうための啓発キャンペーンを積極的に展開しています。駅やショッピングセンター、大学等の学園祭、各男女共同参画センターフェスティバル等で、パネル展示やグッズを配布しながら、ＤＶ、デートＤＶについて分かりやすく伝えています。