2003年10月9日、堂本元千葉県知事のもと、男女共同参画社会をめざし、渥美雅子（弁護士）を代表に立ち上げられた団体です。2003年の設立当初は400余名の会員が集まり立ち上げられました。今年で20年目に入りました、千葉県内にあるDV被害者支援団体を資金支援し、その活動の活性化を目指しております。活動資金は会費や寄付金によって賄われ、今までの支援金の累計は783万円となりました。
現在ではDVという言葉はかなり浸透していますが、まだまだ実際に疲弊し、心の傷をおった被害者に対する理解の輪を広げる必要があります。そして社会的構造によるこの問題の根本解決への道のりはまだまだという状況です。
当法人では、年2回のDV防止啓発事業（講演会など）、DV無料相談（毎月曜2時から4時半）、ニュースレターの発行を行っております。
これまで講演会として松林三樹夫先生によるDV/虐待加害者の暴力克服をめざして～DV～加害者ｶｳﾝｾﾘﾝｸﾞの試み、山田律子先生による、マインドフルネス～とらわれている自分からの解放～　小早川明子先生によるストーカー被害から命を守る～被害者の心理を知ろう～「」また、「子どもを守ろう」と題して清田乃り子・中溝明子両弁護士の対談を、千葉市子ども食堂ネットワーク会長の佐藤一美氏による「子ども食堂の先へ」を、社会学者の鹿嶋敬先生による「あなたらしく生きてますか？」～2020年代の夫婦の生き方に関する考察～を開催しました。今年は千葉シニア劇団PPK48の協力を得て、20周年記念演劇「DV村の女たち」～二度と見られぬ女と男と動物たちのコメディー～を公演しました。

写真撮影：渡部晋也