正会員の会費や継続的な寄付は、助成金や補助金、事業収入とならんでNPOを支える収入の三本柱といわれています。これは市民活動団体やサークルの場合も同じことですね。助成金やNPOにおける事業収入は変動しやすく、会費や寄付の占める割合が高いほど、組織としての安定度は増すことになります。平成24年にNPO法人に関する制度が大きくかわり、一般企業とNPOとが、形の上でもはっきりと区別されてきました。持続的な「寄付」は、組織に必要なお金を継続的に得られることから、会員が継続的に資金を拠出する会費と同様にNPOの体力を支え、共感を踏まえる限り、会費以上にNPOにとって大切な客体です。このコラムでは、団体に対する寄付について考えていきます。プラザの業務でも、寄付集めに成功している団体を顕彰する企画があるようです。改めて、組織を支える収入について見てゆきましょう。